トイレ修理について

トイレの水漏れはどう修理すればいい?箇所別に解説

配管部分

長年トイレを使っているとさまざまなトラブルが発生しますが、その中でも特に多いのが「水漏れ」です。

トイレでは、パイプやタンクなど、さまざまな箇所から水漏れが発生します。

水漏れが発生すると、水道代がかさんだり床が水浸しになったりとさまざまな問題が起こるので、早めに解決するようにしましょう。

本記事では、トイレの水漏れの修理方法を箇所別に解説していきます。自分での作業が難しい場合の対処法も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

もくじ

トイレの水漏れを修理する方法

配管部分
トイレの水漏れは、その規模や箇所によって、素人の方でも自力での修理が可能です。

場合によっては数十分で修理が完了することもあるので、今のうちにトイレの水漏れを修理する方法を把握しておきましょう。

パイプから水漏れが起きている場合

トイレの水漏れの中でも発生する可能性が高く、自力で直しやすい水漏れといえば、「パイプからの水漏れ」です。

パイプからの水漏れにはさまざまな原因がありますが、中でもパッキンの劣化による水漏れは、素人の方でも簡単に直せます。

パッキンとは、給水管などのパイプをつなぎ合わせる箇所に挟まれたゴムのことで、このパッキンが劣化すると、パイプのつなぎ目から水が出てきてしまいます。

トイレのパイプから水漏れが起きている方は、パッキンの劣化である可能性を考慮して、修理方法を把握しておきましょう。

①止水栓を閉める

パイプからの水漏れを修理するときは、はじめに止水栓を閉めなければなりません。

止水栓とは、パイプから流れてくる水の勢いを調整する栓のことで、止水栓を閉めれば、パイプからの水を止められます。止水栓を閉めなければパイプのナットを緩めたときに水が溢れてくるので、しっかりと閉めるようにしましょう。

また、作業後は元通りの水量を出す必要があるので、止水栓のまわした回数は覚えておくようにしましょう。

止水栓には、手で回して閉められるタイプと、マイナスドライバーを使って閉めるタイプの2種類があります。

マイナスドライバーを使って回すタイプの場合は、事前にマイナスドライバーを用意しておきましょう。

②ナットを緩める

止水栓を閉めたあとは、ナットを緩める作業に入ります。

ナットを緩めるときに使う道具は、モンキーレンチです。ホームセンターやスーパーなどに行けば数百円で購入できるので、必ず用意しておきましょう。

タンク接続部のナットを緩めるときは、タンク内のボールタップが動いてしまうことがあります。そのため、ボールタップが動かないように、片手で押さえながら少しずつナットを緩めることが大切です。

また、ナットを緩めると止水栓を閉めていてもパイプ内に残った水がこぼれてくるので、床が濡れないようにあらかじめバケツをパイプの下に配置しておきましょう。

③パッキンを交換する

パッキンは、ナットを緩めた接合部の内側に入っています。パッキンはパイプによってサイズが決まっているので、まずはノギスを使って給水管の直径を測定し、パッキンの大きさを把握しましょう。

サイズが分かればホームセンターや専門店に行き、新しいパッキンを購入します。1つあたり100円以内と安価で購入可能です。

新しいパッキンを手に入れたら、古いパッキンと交換しましょう。

④緩めたナットを締めなおし、止水栓を開ける

パッキンを交換したあとは、緩めたナットを再び締め直します。ナットの締めがゆるいとパッキンを交換しても水漏れが起こるので、ナットはしっかりと締めるようにしましょう。

そのあと、止水栓を元の状態と同じになるように開けます。実際にトイレの水を流してみて、水漏れが起きなければ、無事水漏れの修理は完了です。

自分での作業が難しい場合は業者に依頼しよう

プロの業者
ここまで、パッキンの交換によるパイプの水漏れ修理について解説してきましたが、トイレの水漏れは、パッキンが原因で起こるものだけではありません。

一口に「水漏れ」といっても、

  • トイレタンク内からの水漏れ
  • 便器のヒビ割れによる水漏れ
  • 床下配管からの水漏れ

など、さまざまなケースがあります。

これらの水漏れ修理は、パッキンの交換に比べて、自力で修理するのが難しかったり、自力で行うには多くの手間や費用がかかったりします。

そのため、トイレタンク内からの水漏れや床下配管からの水漏れなどは、自力での修理をおすすめできません。パイプのつなぎ目からの水漏れ以外は、自分で無理して直そうとせずに、トイレ修理の専門業者に依頼するようにしましょう。

専門業者に依頼すれば、どのような水漏れも本当の原因を明確にし、正しく対処してくれます。また、状況が悪化する心配がなく、スピーディに修理を完了してくれるので安心です。

専門業者に依頼するときの費用は、水漏れの規模や箇所によって変わりますが、1万~1万5千円が目安となります。

自分で無理に修理して状況が悪化したり予想以上の手間とコストがかかったりするよりも、早めに専門業者に相談して、少しでも早くトイレを元通りに使えるようにしましょう。

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